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介護福祉士・FPのNobuです。
介護職はやりがいが大きい一方で、給与はなかなか増えず、物価高で家計は厳しくなりがちです。
まず最初に取り組むべきは「固定費の見直し」です。
毎月の支出を下げることができれば、無理なく将来の資産形成に回せます。
次に考えるべきは「どの固定費から優先して下げるか」です。
本記事では、スマホ・保険・電気・ガス・サブスク・銀行の5分野を順番にチェックするだけで、月1万円以上の節約を実現できる方法を紹介します。
① スマホ・通信(原則:大手→格安SIM)
たとえば、大手キャリアのまま利用していると、月々7,000円〜1万円の通信費がかかることがあります。
しかし、ワイモバイルや楽天モバイルといった格安SIMに乗り換えれば、月3,000円前後に抑えることが可能です。
さらに、自宅のWi-Fiをポイ活のキャッシュバックや乗り換え特典で実質無料にできれば、スマホのギガ容量を少なくして、通信費を最小化できます。
② 保険(原則:医療・がん不要、公的制度を活用)
日本の公的医療保険制度は非常に充実しています。
そのため、高額療養費制度や傷病手当金を理解しておけば、医療費負担の多くは制度でカバー可能です。
つまり、医療保険やがん保険は原則として不要です。
一方で、夫婦で子どもがいる場合には「収入保障保険」を必要最小限だけ検討しましょう。これは、世帯主に万一のことがあった場合に収入を補う役割を果たします。
結論として、保険は「守る」役割に限定し、増やす役割は投資で行うべきです。
③ 自動車保険(守るべき補償)
自動車を利用する方にとって、対人・対物の賠償は必須です。
損害額が大きくなる可能性があるため、ここはケチらないようにしましょう。
また、人身傷害・弁護士費用特約・無保険車傷害もつけておくと安心です。
④ 電気・ガス(自由化で比較)
次に見直したいのが電気・ガス代です。
検針票を1年分確認し、契約している単価と新しいプランの単価を比較しましょう。
さらに、セット割やポイント還元を活用すれば、毎月1,000円〜2,000円程度の節約につながります。
⑤ サブスク(使用頻度で仕分け)
サブスクは「毎週使う/月1〜2回/ほぼ使わない」で仕分けしましょう。
たとえば、ほとんど使わない動画配信サービスは解約し、必要な時だけ月払いで再契約すれば十分です。
最後に、家族で利用しているものは共有プランに集約するとさらにお得です。
⑥ 銀行・ATM・クレカ(手数料ゼロへ)
銀行手数料は小さな金額でも積み重なると大きな差になります。
そのため、無料条件のあるネット銀行を利用し、振込・ATMの手数料をゼロにしましょう。
また、クレカ払いを一本化してポイント還元も最適化します。
まとめ:浮いたお金は新NISAへ
ここまで紹介した5分野を見直せば、月1万円前後の固定費を下げられます。
その結果、生活防衛資金を確保した上で、浮いたお金を新NISAのつみたて投資枠に回すことができます。
つまり、保険は「守る」、投資は「増やす」という役割分担が明確になります。
結論として、無理な節約ではなく、仕組みで家計を整えることこそが、未来の安心につながるのです。
FAQ(よくある質問)
Q1. 格安SIMは通信速度が遅くなりませんか?
A. 一方で、格安SIMの中には昼や夕方に速度が低下する事業者もあります。しかし、ワイモバイルなどのサブブランドは比較的安定しています。
Q2. 医療保険やがん保険を本当にやめても大丈夫ですか?
A. まずは公的制度を理解しましょう。そのため、多くのケースで民間保険は不要です。ただし、扶養家族がいる場合は収入保障保険を検討しましょう。
Q3. 個人年金より新NISAが良い理由は?
A. 個人年金は利率が低く、インフレに弱いのが現実です。つまり、長期でお金を増やす目的には新NISAが有利です。
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